Long Beach Match Play1回戦
2015年 6月 25日(木曜日) 14:41

今年は優勝を狙って参加したマッチプレーですが、1回戦でとんでもないプレーヤーと対戦しました。2日間で71−71のトータル2アンダー(−2)で予選を通過していたトーリー・エドワーズというプレーヤーとの対戦。爆発力はないのでは? と戦前は考えていたのですが、実はぜんぜん予想とは違う展開に。

さあ、いよいよティータイムということで、1番ホールに集合。60歳前後のプレーヤーと、高校生ぐらいのプレーヤーがティーグラウンド辺りに立っていました。これは、どちらが相手でも勝つチャンスありという思いが・・・。そこへもう一人32歳ぐらいのプレーヤーが登場。そのプレーヤーが実はトーリー・エドワーズでした。物静かでどこか風格があるその選手は、レフティーでした。1番ホールは、ドライバーは使えないので、私も彼もアイアンでティーショット。緊張していたわけではないのだが、ティーショットはちょっとダフリ気味で、私はこのホール3オン。一方のトーリーは、セカンドをベタピンに付け、軽々バーディーで1ダウン。まあ、私はティーショットをミスったので、「ちょっと相手に余裕を持たせてしまった」ぐらいに軽い気持ちで1番を終えました。

2番パー5は、私は2オンに失敗、一方のトーリーは、軽々2オン。この時、「あれっ?!」って思いました。ティーショットは3ウッド。「ああ、あまりドライバーに自信がないのか?」と思って見ていたが、セカンド地点に行ってみると、なんと私のドライバー約300ヤードよりも飛んでいるじゃないですか! セカンドショットは、軽々2オン。イーグル逃しのバーディー。こちらはセカンドを外してなんとかパー。2番を終えて2ダウン。「この人、ただ者じゃない」。

続く3番パー4。私は2オンもバーディーは取れずパー。一方のトーレーは、またもバーディーチャンス。しかし、短いパットを外してパー。「フー、助かった」ただ、「このプレーヤー、調子がいいだけなの? それとも、かなりの強者?」ちょっと、この相手プレーヤーのことが気になりだしました。

相手プレーヤーを気にするその姿勢が悪かったのか? 4番の私のティーショットは右の林へ。これで3ダウンに。ただ、5番パー3はバーディーで返して、6番のパー5は、2オンはならずも、バンカーショットをベタピンにつけて2ホール連続バーディー。トーレーは4番パー、5番も2オンならずの3オンで、しかも5m以上のバーディーパットを残している。これで、1ダウンに戻せると思ったが、その5m以上のパットを彼は沈めて、2ダウンのまま。

ただ、流れはかなり私の方に来ているように思えた。続く7番、トーレーはパーで、私は2mぐらいのバーディーパット。これを入れれば1ダウンまで戻せる。しかし、相手が強いというプレッシャーからか、その簡単なバーディーパットを外してしまいまいした。

それで流れは完全に途切れて、それ以降はもう惨敗。なんと13番ホールを終えた時点で負けが決定。6&5という大敗を喫しました。9番を過ぎた辺りから、対戦相手のトーリーと話し始めましたが、どうやら彼はNationwide Tour(現在のWeb.com)で活躍していたプレーヤーだというのだ。ツアープロも2年を過ぎれば、アマチュアの試合に参加できるというルールがアメリカではある。そのルールが適用されての初めてのアマチュアの試合だったらしい。道理で見た目も、プレー態度も普通ではないと見えたはずだ。ドライバーは340ヤードのパー4を1オンしたりと、明らかにアマチュアのレベルではない。パッティングも3番で短いパットを外したが、それ以外は、ほとんどショートパットは外さないし、ミドルパットも時には決めて、ロングパットも距離感はバッチリ。この日は、調子が良かっただけと謙遜していたが、私にはそうは見えなかった。またこれは後日知ることになるのだが、今回の会場となったこのコースから5分ぐらいのところにあるゴルフコースで、スコアー58(なんと14アンダー)というコースレコードも打ち立てたことがあるらしい。そんな相手に完敗も仕方がないか・・・。ただ、私もただではコケない。彼も私が元メジャーリーガーと気づいたらしく、私に興味を持ってくれたので、今後一緒にプレーしようということになった。今回は試合中だったので、あまりツアーのことなどを聞けなかったが、将来Web.comツアー、シニアツアーには出たいと思っているので、そのことも聞いてみたい。また、私にはゴルフの引き出しがまだまだ少ないので、その引き出しを彼とプレーしたり、話すことで増やせたらと思っている。

残念ながらマッチプレー優勝は、来年へ持ち越しとなってしまいました。しかし、今回のマッチプレーで得たことも多い。ツアーでプレーできるようになるには、トーリーのレベルぐらいのプレーヤーに勝てるようにならなければならない。そしてまた、彼との差も埋まらないではないということも、今回対戦してみて分かった。来年このトーナメントに帰ってくる時には、そのレベルに達していたい。そう思ってトーナメント会場を後にしました。(ゴルフ)

長谷川滋利