エンジェルス、ロイヤルズとの3連戦(オフシーズン企画)
2015年 11月 16日(月曜日) 21:28

昨年度のア・リーグ覇者。ほとんどの選手が2015年度も残留。投手力と野手のスピードが目立った昨年度だが、ワールドシリーズまで進出した経験から各選手に自信がみられる。若手中心のチームだけに、当分ロイヤルズの時代が続くのか? 私たちの時代(90年代、2000年代)は、ロイヤルズとの乱闘が多かった曰くつきの対戦だ。

Kansas City 4-2 @Angels

エンジェルスはサンティアゴ投手、ロイヤルズはバーガス投手という両チーム左投手の先発。バーガスはエンジェルスでもプレーしており、エンジェルスのことはよく知る。スピードは90マイル弱だが、スムースなフォームからカーブ系、チェンジアップをコントロールよく投げ分ける。一方のサイティアゴは、かなりインステップして投げることから、ちょっとギクシャクしたフォームだが、それがかえって相手バッターのタイミングを崩す。このサンティアゴは両腕に入れ墨を入れている。アメリカではタトゥーというが、ファッションのようになっている。しかし、あまりカラフルすぎると、バッターに注文をつけられ長袖しか着ることができなくなることも。

1回、昨年度も大活躍したホスマーが、開幕3連戦では4割近くの打率を残していたが、勢いそのままにタイムリーを放って先制した。エンジェルスはカウギルのポテンヒット、1番カルホーンの2塁打で3回に追いついた。

しかし、3回3番のケインにタイムリーヒットを打たれ1点、4回には、エンジェルスで6年間プレーしたモラレスにソロホームランを打たれてもう1点。1−3とリードを許す。それにしても、昨年度はロイヤルズ打線がそれほど強力とは思わなかったが、守備力と走力、そして投手力でワールドシリーズまで進んだ感があったが、今シーズンはモラレスなどの加入、昨年度活躍した選手たちがより大きく見えるなどの理由から、かなりの強力打線に感じる。2年前からはあまりにも違う感じだ。

サンティアゴは6回途中100球を投げたところで交代。2番手に若手の右のサイドスロー、ペスターノ投手がマウンドに上がる。あまり迫力のないフォームから繰り出すファーストボールは90マイルでないぐらい、変化球も特に大きく曲がる訳でもないことからメジャーになかなか定着できない投手であることが分かる。

6回の裏にはフリースが4試合で2本目のソロホームランを放ち2−3と1点差に追いつく。意外性の男が今シーズン、ホームラン量産を予感させる。ただ、守備があまりにも悪いためにエンジェルスに長い間、居座るかどうかは疑問である。

7回ロイヤルズは右のベテラン投手フレイザーが登板。強力なブルペン陣に加えてこのフレイザーが加わってより盤石となったロイヤルズブルペンだが、彼は夏にはブレーブスにトレードされることになる。

8回からロイヤルズはセットアップのヘレラが登板。昨年の防御率は70試合に登板して1.41。1番カルホーンの1球目97マイル。最後は98マイルのファーストボールで三振に取られる。2番トラウトの2球目、4球目には99マイルを表示。しかし、さすが昨年度MVPのトラウト、5球目の99マイルをライト前へヒット。しかし、ランナーを背負うとオフスピードを交え始め、プーホルズ、フリースは簡単に打ち取られた。

9回に押し出しでもう1点をロイヤルズに献上し、2−4でロイヤルズはこの日はクローザー役のデービスが登板すると、クロンは3球三振に倒れ、アイバーは四球で歩き一発出れば同点も、アイアネッタ、ジョイスと連続三振で試合終了。シーズン成績は2勝2敗。

それにしても、ロイヤルズのブルペンは完璧だ。クローザーのホーランドはこの日は休みのために登板しなかったが、本日登板のヘレラ、デービス、どちらでもクローザーは務まりそう。この試合はエンジェルスが前半からリードされていたために、勝ちパターンのブルペン投手は登板しなかったのだが、それを差し引いても両チームのブルペンの差はかなりあるように見えた。(MLB2015)

長谷川滋利