開幕3連戦 オリックス@西武(オフシーズン企画)
2015年 11月 22日(日曜日) 20:21

オリックスの2015年のシーズンの試合を振り返っていきます。これまで、日本プロ野球の試合は、1997年以降アメリカに住みようになってからあまりじっくりテレビで見ることはなかったのですが、パ・リーグTVなるものが出現し、オフシーズンでも試合が見れるようになりましたので、私が6年間所属したオリックス中心にパ・リーグの試合を見ていきたいと思います。

まず、オリックス・バファローズと西武ライオンズの開幕3連戦。1戦目1−0、2戦目2−0、3戦目5−4と西武の3連勝。西武としては絶好のスタートとなり、オリックスとしては最悪のスタートとなりました。ただ、3試合共に一方的な試合はなく、オリックスにも3連勝とは言わないが、1勝、2勝するチャンスはあった。

オリックスは初回、平野がヒットで出塁すると2番の安達が送りバント。これは1戦目、2戦目共に同じ作戦だった。先発投手にとっては、1つめのアウトはどんな時でも喉から手が出るほど欲しいもの。しかもシーズン開幕の初の先発の時はなおさらだ。その時に0アウトランナー1塁からバントで1つアウトをくれるのは願ったりかなったりだ。結果論として2試合とも1点を争う試合とはなったが、それでも1回からバントで送る必要はない。先発投手として嫌なことは、1番バッターよりも、2番バッターの方に長打力があるバッターが入っていること。そういう意味では、例えば、2番に糸井選手を入れることや、右バッターでありながら、右打ちが得意な中島選手を入れることは、相手ピッチャーには驚異の打線となる。それでなくとも、オリックスはT岡田、ブランコなどクリーンアップを打てるバッターが数多くいる。2番にただ送るだけのバッターを入れておくのはもったいない。

なお、1試合目の3回、伊藤選手がセカンドにスライディングした際に足を捻ってベンチに帰る。その後、かなりの時間試合が中断した。結局伊藤選手はそのまま試合に出場し続けた。メジャーでは、こんな中断は考えられない。審判が選手交代にするか、そのままプレーさせるか決断させないといけない。よほどの怪我の場合は担架などが運ばれて試合が中断する場合もあるだろうが、それ以外ではファンのためにもできるだけ試合を中断させてはならない。

さて、オリックスは1戦目ディクソン、2戦目バリントンと両外国人が先発。3戦目にルーキーの山崎を持ってきた。一方の西武は1戦目牧田、2戦目の野上で、3戦目に外国人の郭を持ってきた。外国人を開幕から2戦連続で投げさすことが悪いわけではないが、そのシーズンを占う開幕3連戦で、外国人、外国人、ルーキーの先発は指揮的にどうなのか?

打線自体は、シーズン途中でたくさんのけが人が出ることになるのだが、それがなければ十分に優勝を狙えるであろう打線だ。ただ、けが人が出た時に、層が薄いチームはまず上位に食い込めない。アメリカでのヤンキース、ドジャース、日本でのソフトバンク、巨人のように層を厚くするのは資金上むずかしいかもしれないが、ブランコなどは怪我が多いのが分かっていたのだから、ある程度その代用を用意しておく必要はあった。特にパ・リーグはDHが使えるのだから、DH、外野とファーストのポジション合わせて5人で回していく、あるいは、それよりもう一人は多めにレギュラーとして取っておくというようにすることもできる。守備はイマイチでもバッティングだけは最高というような選手を一人取っておけば、けが人が出た時も安心だ。ブランコのようなDH専門のバッターを取っておくことは危険だ。全員が守れるが、順番にDHを打たされるというやり方も現代野球ではありである。

さて、このシリーズはあっさり西武の3連勝で終わったが、結果ほど2チームの実力差はないように見えた。もし、オリックスがこの3連戦で1勝でもしていたら、2015年のシーズンも変わっていたかも。まあ、それは今後、この先の試合を観ていって解説することにしましょう。(日本プロ野球)

長谷川滋利