はじめに
2012年 7月 04日(水曜日) 22:00

日本の高校野球は何かおかしい。甲子園という大きなゴールがあることはいいのだが、それがあまりにも大きすぎてそればかり意識して野球をしてしま う。私も含めたプロで活躍した投手、現在活躍する投手のほどんどは高校時代の投げ過ぎで肩や肘などどこか故障を持っている。また、高校野球を学校の宣伝媒 体として考えている所も多い。資本主義社会だからそれは仕方がない事なのだが、それを理由に将来のある選手を故障に追い込む事はよくない。

高野連という組織はよく出来た組織で、ある意味日本のアマチュア野球を象徴する存在となっている。甲子園を毎年うまく運営してファンを魅了するこの 組織は素晴らしいとは思うが、よい事ばかりではない。どんな理由でかはっきりしないが、とにかくプロ野球とは完全に一線を引いている。プロを経験していた 人は一定の期間しないと高校のコーチや監督になれない。現役プロ選手やコーチ、監督は高校生を教えることができない。それが自分の息子であってもである。 これが日本の野球界のレベルを下げている事はいうまでもない。

このように日本の高校野球は将来プロで活躍する選手の育成の足かせとなっているところもある。このような日本の高校野球を少しでも改善するべく私はこのセクションを立ち上げました。本来なら直接高校生に指導をしたいところだ。しかし、私自身の問題ではなく、私が関わった高校生に迷惑がかかるという理由からそうはできない。ならばその高校生を指導する監督が変わってくれれば高校野球もよい方向に向かっていくと信じている。

高校野球の監督がどのように高校生を指導していくべきか? どのようにして将来のある選手を育てていくべきか? そのような事をこのセクションでは述べ ていきたい。また、高校の監督だけではなく、中学、小学生を指導する人たち、あるいは高校野球球児を持つ両親にもこのサイトは役に立つはずだ。将来プロで活躍する選手のために、あるいはそうはならなくても立派な社会人を育てるために一緒に勉強していきましょう。

(高校野球監督マニュアル)

 

長谷川滋利