日米親善高校野球試合 MLBユース 対 千葉県選抜
2013年 1月 01日(火曜日) 19:20

毎年12月に行われている日本の選抜チームと南カリフォルニア選抜チームとの試合は、今年もMLBユースアカデミーで行われた。昨年は茨城県選抜、一昨年は東京選抜が遠征してきましたが、今年は千葉選抜がやってきました。

この親善試合が行われてもう何年にもなりますが、アメリカチームが日本チームに勝ち越した事はありませんでした。そういう理由からコーチを頼まれ、今年はトライアウトなどを行い、南カリフォルニアの真のオールスターチームを結成しようと意気込んでしましたが、このところ週末は毎週雨で、結局まともなトライアウトはできませんでした。ということで、メンバーは普段MLBアカデミーでプレーする選手の中からトップの選手を選びました。南カリフォルニア・オールスターとは呼べないが、数人は来年MLBのドラフト上位に入る様な選手もいた。なんとかすれば、いい試合ができるのではないか、とコーチ陣で話し合って試合に望みました。


結果は以下の通りです。
12月26日 雨のため中止

12月27日 第1試合(7回制)
千葉選抜 000 010 0 – 1
USA  100 000 0 – 1

12月27日 第2試合(7回制)
USA  000 004 0 – 4
千葉選抜 000 020 0 – 2

12月28日 第1試合(9回制)
千葉選抜 000 000 000 – 0
USA  000 000 01X – 1

12月28日 第2試合(7回制)
USA  001 001 0 – 2
千葉選抜 011 120 0 – 4

結果は、2勝1敗1分でアメリカチームがシリーズで勝ち越しました。これまで日本チームが常にシリーズを制していただけに、私たちアメリカチームにとっては満足のいく結果でした。もちろん親善試合なので、日米の野球での交流が一番ですが、それでも勝負事は勝ったほうがいい。お互いが勝ちを意識してプレーして、始めていいゲームとなることは言うまでもない。


オールスターチームでもないアメリカチームがなぜ勝てたか?
1つはコーチ陣で、ある程度日本人チームのプレースタイルを話し合った事。とにかくバント守備や、盗塁に対するディフェンスができるように、サードにはショートを守れる様なスピードがある選手を選んだ事と、キャッチャーには肩のよい選手を優先的に選んだ。
第2に、投手陣はできるだけ身長の高い投手を選んだつもりだ。日本人選手は長身の投手が苦手だという事は、私の経験から言える。それに割合コントロールの良い選手を選んだつもりだ。初日の1試合目に先発したWadeという投手などは、90マイル前後のスピードがある投手で心配はしていなかったが、WBCでご存知のように、アメリカではオフシーズンは投球数制限がある。2イニングか3イニングで投手交代しなければならないため、投手がたくさん必要だった。とにかくコントロールのいい背の高い選手を集めた。
3番目にバットはアメリカの規定の金属バットを使う事に千葉選抜には同意してもらった。数年前からアメリカでは、バッターが打ったライナーがランナーコーチに当たって死亡したために、バットは反発力の低いものに制限されるようになった。そのバット 対 日本の飛ぶバットで対戦したら勝ち目はない。


このようにトライアウトはできなかったが、できる事はやった。この準備がよかったのかどうかは分らないが、とにかく始めて日本チームに勝ち越すことができた。さきほども述べたが、親善試合でも勝ちにいく姿勢で臨んだために、勝った後の満足感もかなりあった。そして今回のコーチを引き受けて、コーチとしてまた新たな発見もあった。詳しくはまた有料サイトで述べたいと思います。
(アマチュア野球)
長谷川滋利